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インプラントができない人は?その理由と解決策を徹底解説
かとう歯科です。
「インプラント治療を検討しているけれど、自分が治療を受けられるのか不安に感じていませんか?」
実は、全ての人がインプラント治療を受けられるわけではありませんが、その理由と対策について詳しく知ることで、適切な判断が可能になります。
今回は、インプラントができない人の特徴を説明し、その対応策も含めて解説します。
この記事を読むことで、インプラント治療の適応について自信を持ち、最適な治療方法を見つける助けとなります。
インプラントが難しいケースでも、適切な治療方法を選べば可能になることも多いため、ぜひ最後までお読みください。
骨密度が低い場合
インプラント治療では、顎骨にフィクスチャーを埋め込むため、骨の密度と質が非常に重要です。
骨密度が低いと、インプラントの安定性が損なわれ、治療成功の確率が低下します。
特に骨粗鬆症の患者はリスクが高く、インプラント治療が難しいことがあります。
しかし、最近の治療では以下のような骨を再生させる方法もあります:
- ソケットリフト
- サイナスリフト
- 骨造成術
これらの治療により、骨の状態が改善され、インプラント治療が可能になるケースも多いです。
骨密度が低い場合でも、あきらめずに歯科医師に相談しましょう。
成長期にある場合
インプラント治療は、顎の骨がしっかりと成長しきった状態で行うことが望まれます。
成長期にある未成年者や18歳未満の患者は、顎の骨が発育段階にあり、インプラントを埋め込むことで成長が阻害される可能性があります。
成長が続くと、埋め込んだインプラントの位置が変わり、噛み合わせの不具合や歯列の乱れが生じるリスクが高まるため、インプラント治療は推奨されません。
この場合の対策としては、顎の成長が止まるまで待つのが一般的です。
成長が完了する成人以降に、インプラント治療を検討することが推奨されます。
それまでの間は、入れ歯やブリッジなど他の治療法で一時的に対応し、成人後にインプラントを行うことで、より安定した治療結果が得られます。
歯周病や虫歯がある場合
インプラント治療は、健康な口腔環境が前提となります。
重度の歯周病や虫歯がある場合、インプラントの埋入に支障をきたすだけでなく、術後に「インプラント周囲炎」という歯周病に似た炎症が発生しやすくなります。
歯周病は、歯を支える骨を破壊するため、インプラントが安定しにくくなるのです。
また、虫歯があると、口腔内の衛生状態が悪化し、インプラントの長期的な成功に悪影響を及ぼす可能性があります。
この場合、まずは歯周病や虫歯を治療し、口腔内の健康状態を改善することが重要です。
歯周病治療後に骨量が減少している場合には、骨造成術を併用することが必要になることもあります。
歯周病や虫歯を治療した後であれば、インプラント治療の成功率が大幅に向上し、長期間にわたって安定した結果が得られる可能性が高まります。
糖尿病や高血圧などの持病がある場合
糖尿病や高血圧といった持病を持つ方も、インプラント治療が難しい場合があります。
特に糖尿病患者は、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなるため、手術後の治癒が遅れたり、インプラント周囲炎のリスクが高まることが知られています。
高血圧の方は、手術中および術後の出血リスクが高くなり、手術の安全性に影響を与えることがあります。
しかし、これらの持病があっても、適切な管理が行われている場合にはインプラント治療が可能になることもあります。
糖尿病や高血圧をコントロールし、血糖値や血圧を安定させることで、手術のリスクを最小限に抑えることができます。
持病がある方は、まずかかりつけ医に相談し、歯科医師と連携してインプラント治療の適応を確認しましょう。
喫煙をしている場合
喫煙は、インプラントの成功を妨げる大きな要因の一つです。
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、血流を悪化させ、傷の治癒を遅らせるだけでなく、インプラント周囲炎を引き起こすリスクを高めます。
特にヘビースモーカーの方は、インプラントの安定性が低下し、長期的な治療効果が得られにくくなるため、喫煙者に対するインプラントは推奨されません。
この問題を解決するためには、禁煙が最も効果的な対策です。
インプラント治療を検討している方は、治療前に禁煙を開始し、治療後も喫煙を控えることが推奨されます。
禁煙することで、インプラント治療の成功率を大幅に向上させることができ、長期間にわたって快適な口腔環境を維持することが可能です。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
みどり市にある歯医者・歯科
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