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歯科検診の記号一覧と意味とは?あなたの歯の状態が一目でわかる
目次
かとう歯科です。
歯科検診の結果を見たとき、記号や数字の意味が分からず不安になった経験はありませんか?
「C1」や「CO」、「×」などの記号は、一見すると暗号のようですが、すべて歯の状態を的確に示す重要な情報です。
今回は、歯科医療の専門知識をもとに、これらの記号が何を意味するのかを分かりやすく解説します。
虫歯や歯周病の進行度、治療の有無、歯の本数や場所まで、記号を読み解くことであなたの口腔状態が明確になります。
記号の意味を理解すれば、検診後にどう対応すべきかがわかり、適切なセルフケアや早期治療につながります。
結論として、記号の意味を知ることは、あなた自身の歯の健康を守る第一歩となります。
歯科検診で使われる主な記号とは
虫歯の進行度を示す「C」
「C」は虫歯(カリエス)の略で、虫歯の進行度を「CO」「C1」〜「C4」で示します。
数字が大きくなるほど、虫歯の進行が深刻で、治療も複雑になります。
COは虫歯になりかけの状態で、適切なセルフケアによって進行を防げます。
処置済みや注意が必要な歯を示す記号
- /(スラッシュ):健康な歯
- 〇(マル):治療済みの歯
- ×(バツ):抜歯の可能性がある乳歯
- △(サンカク):すでに喪失した永久歯
- CO:虫歯になりかけで経過観察中
- C:治療が必要な虫歯
- サ/マルサ:サホライド塗布済みの歯
- シ/マルシ:シーラント処置を施した歯
虫歯の進行度と治療内容を理解しよう
Cの数字が大きくなるほど深刻
- CO:歯の表面がわずかに白濁。セルフケアで改善可能
- C1:エナメル質までの虫歯。小さな詰め物で治療
- C2:象牙質まで到達。冷たいものがしみる。やや深い詰め物が必要
- C3:神経に達して痛む。根管治療と被せ物が必要
- C4:歯冠が崩壊。抜歯になるケースも多い
早期発見が重要な理由
虫歯は自覚症状が出る前に進行していることもあります。
定期的な検診によって、COやC1段階で見つけることができれば、最小限の治療で済みます。
歯の位置を示す歯式の見方
永久歯と乳歯の違い
- 永久歯:前歯を1番とし、奥に向かって8番(親知らず)まで
- 乳歯:前歯をAとして奥に向かってEまで
部位の読み方を覚えよう
たとえば「右上6番C2」と言われた場合、それは「右上の第1大臼歯にC2レベルの虫歯がある」という意味になります。
位置と状態の両方を把握できるのが記号の便利な点です。
歯周病の進行も記号で管理されている
歯周病の記号「P」の意味
- P1:軽度。歯肉の腫れや出血がある
- P2:中等度。歯槽骨に破壊が見られ始める
- P3:重度。歯が動く。歯槽骨の大部分が失われている
歯周ポケットの深さによる評価
- 1〜2mm:健康な状態
- 3〜4mm:歯肉炎の可能性
- 5mm以上:歯周病が進行している
記号を活用してセルフケアにつなげる方法
検診結果を正しく理解することが第一歩
記号を知ることで、今の口腔状態が可視化され、何をすべきかが明確になります。
「CO」があればセルフケアを強化し、「C2」以上なら早めの受診が必要です。
日常のケアに活かすためのポイント
正しいブラッシングだけでなく、歯科医院でのプロケアやフッ素の利用も大切です。
記号を活かして、ピンポイントでケアする習慣を身につけましょう。
まとめ
歯科検診で用いられる記号には、虫歯や歯周病の進行度、処置の有無、歯の位置など多くの情報が含まれています。
記号の意味を理解することは、自分の口腔内の状態を正確に把握し、必要なケアや治療を選択する上で非常に役立ちます。
定期検診を通じて記号の変化を確認しながら、早期発見早期対応を心がけましょう。
日々のケアに記号の知識を取り入れることで、より効果的に歯の健康を維持することができます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
みどり市にある歯医者歯科
『かとう歯科』
住所:群馬県みどり市大間々町大間々566−1
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