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咀嚼の役割10選 その①
2023.04.21
かとう歯科です。
健康を維持するためには、咀嚼力が非常に重要です。歯が失われた際には、インプラントという治療方法で咀嚼力を保つことができます。
今回は咀嚼の役割についてお伝えします。
1:食べ物を飲み込みやすくする
前歯で食べ物を切り分け、奥歯で潰します。咀嚼とは、奥歯で潰す過程のことです。前歯と奥歯があることで、効率的に咀嚼できます。
2:消化・吸収を促進する
咀嚼する際に唾液が分泌され、食べ物が柔らかくなり、食道を通りやすくなります。また、唾液には消化酵素が含まれています。
十分な咀嚼がなされないと、唾液が不足し、飲み込むことが困難になり、嚥下障害が起こりやすくなります。意識的に何回も噛むことが大切です。
3:歯周病や虫歯を予防する
唾液には抗菌成分が含まれており、咀嚼によって唾液が増えることで、歯周病や虫歯の原因菌を抑制できます。逆に、咀嚼力が低下すると、歯周病や虫歯になりやすくなります。
4:話しやすさを向上させる
咀嚼によって顎が動き、舌や頬、唇などの筋肉が鍛えられます。
咀嚼力が低下すると、舌や頬の筋肉の動きが鈍くなり、話しにくくなります。また、表情筋も弱くなり、表情が乏しくなります。
5:生活習慣病のリスクを減らす
しっかり噛むことで満腹感を感じやすくなり、過食を防止し、肥満を抑えることができます。肥満は血糖値が上昇し、糖尿病や脳梗塞、心筋梗塞のリスクが高まります。
ただし、満腹感を感じるまでには約15分~20分かかりますので、よく噛むだけでなく、早食いを避けることも大切です(噛む回数が多ければ、それだけ食事の時間も長くなりますが)。
咀嚼の役割について、残りの5つは次回お伝えします。
少しでもお役に立てば幸いです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
みどり市にある歯医者・歯科
『かとう歯科』
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